【健康】アンドルー・ワイル博士が提唱する「4-7-8呼吸法」

「活動報告」に掲載の「会長の講話 ~腹式呼吸で健康づくり 健康寿命を10年延ばす腹式呼吸~」に関連した「4-7-8呼吸法」を紹介します。

「4-7-8呼吸法」は、アンドルー・ワイル博士が、人間に備わる自然治癒力を引き出す最も簡単な方法として考案した呼吸法です。副交感神経が優位になりリラックスした状態になります。

ワイル氏が来日した際に、直々にこの呼吸法を教わり、安倍晋三前首相も実践していると以前報道されたこともあり、ご存じの方も多いと思います。

<4-7-8呼吸法のやり方>
楽な姿勢で座るか、仰向けになって行ないます。この呼吸をしている間は、舌の先を上歯の裏側に軽くつけておきます。
まず、「フゥー」という音をたてながら、口から息を全部吐き切ります。

(1)口を閉じ、こころの中で1から4まで数えながら、鼻から静かに息を吸います
(2)4まで数えたら、息を止め、止めたまま1から7まで数えます
(3)7まで数えたら、「フゥー」という音をたてながら、ゆっくりと1から8まで数えながら息を吐き切ります
これで1サイクルです。注意する点としては、吸気を鼻から静に、呼気は音をたてて口から行うことだそうです。

なお、「4」「7」「8」の数字は、「秒」ではなく長さの「比率」を指します。

最初の1か月は一度に4サイクル以上は行わない方が良いそうですので、無理をしないでください。
苦しく感じない程度に深く呼吸ができるよう、数えるときの速さはご自身で調節して実践してみましょう。ストレスを感じた時、就寝時に行うこともおすすめだそうです。


アンドルー・ワイル博士:
アメリカ合衆国の健康医学研究者、医学博士。伝統中国医学など代替医療の伝統も取り入れ、人間に本来備わっている自然治癒力を引き出すヘルスケア・システムである統合医療を提唱している。
(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%AB

2020年11月01日